あなたは知ってますか?歯の健康について大事なこと
- [公開日:2025年6月2日]
- ID:5786

歯の健康について

久御山町から歯の健康についてお伝えします。
現在久御山町では、各健(検)診を実施しており、多数の方が健康診査やがん検診を受けておられます。
しかし、歯科健診を受診する人は少ないです。
「今は何ともないから大丈夫やろ。」
「毎日歯磨きしてるから、わざわざ見てもらう必要はないかな。」
「受診するのが面倒やわ。」
このように考えている人が、多いのではないでしょうか?
しかし虫歯や歯周病は、初期の頃は自覚症状が出づらく、その結果、進行してから痛みなどで気づくことがあります。
実は、日本人の30歳以上の約7割が歯周病に感染していると言われています。
意外に多いと思いませんか?
誰もが毎日歯磨きをしていると思いますが、それでも多くの人が歯周病に感染しているのです。

歯周病とは

歯の周り(歯周)や歯茎(歯肉)が、細菌の感染によって炎症する疾患のことです。
歯を失う原因の1位と言われています。

歯周病の原因


直接的な原因
歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。
歯垢は生きた細菌の塊で、歯と歯茎の間(歯周ポケット)に潜んでいます。
この歯垢の中の細菌が出す毒素によって、歯茎に炎症が起きます。
歯並びや修復物が原因で歯垢がたまり、その歯垢がさらに固まって歯石となります。
また、口呼吸や歯ぎしりも口の中の環境を悪くし、歯垢が溜まりやすくなったり歯茎を痛めたりします。

全身的原因
喫煙やストレス、食習慣によって、歯茎を痛めやすくなったり、体の抵抗力が弱くなったり、歯垢が溜まりやすくなることで、歯周病の原因ともなり得ます。

歯周病が体に及ぼす悪影響
最近では、その歯周病が体全体に悪影響を及ぼしていることがわかっています。

日本人の死因の上位に入る、
【心疾患】
【脳血管疾患】
【誤嚥性肺炎】の原因の1つともされていてます。
他にも
【腎不全】
【アルツハイマー型認知症】
さらには【早産・低体重児出産】にも関係していると言われています。
今は大丈夫だと思っていても、知らず知らずのうちに体全体に悪影響を及ぼし、数年後数十年後の健康状態悪化に繋がっていく恐れがあります。

歯の健康を保つために
歯の健康を保つためには、どうしていけば良いのかをお伝えします。
日頃の歯のケアが大事ですが、他に誰でもできることがあります。
それは、歯科健診を受けることです。

歯科健診を受けることで、虫歯や歯周病を早期発見でき、痛みを感じる前に早期治療できます。
また、将来的に様々な病気を予防することにも繋がり、健康寿命が延びます。
実際に、高齢になっても自分の歯が残っている人ほど、体が衰えにくく、健康を維持できていると言われています。
そして、様々な病気を予防することに繋がるので、定期的に歯科健診を受けている人は、受けていない人よりも将来的な医療費の負担が少ないというデータがあります。
最低でも、年に1回は歯科健診を受けましょう。

久御山町 令和7年度の歯科健診

現在久御山町では、令和7年度に以下の年齢になる人は無料で歯科健診を受けることができます。
- 21歳 (H16.4.1~H17.3.31生)
- 31歳 (H6.4.1~H7.3.31生)
- 41歳 (S59.4.1~S60.3.31生)
- 51歳 (S49.4.1~S50.3.31生)
- 61歳 (S39.4.1~S40.3.31生)
- 71歳 (S29.4.1~S30.3.31生)
- 76歳 (S24.4.1~S25.3.31生)
受診期間は、令和7年10月31日までです。
今年度の受診を逃すと、次に無料で受診できるのは10年後になってしまいます。
将来の健康のためにも、対象の人は健診を受けましょう!

歯科健診を受けられる医療機関
受けられる医療機関は以下のPDFに記載していますので参考にしてください。
対象者は、医療機関に直接お問合せをして受診してください。
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お問い合わせ
久御山町役場民生部国保健康課(1階)
電話: 075(631)9913、0774(45)3906
ファックス: 075(632)5933
電話番号のかけ間違いにご注意ください!